気持ちの切り替え

夕べ友達と電話をしていた時の話。
他愛のない話をしていたんだけど、彼女が声をひそめだした。
長男君のことで悩んでいるらしい。

小学5年生で4月から登校拒否をしているみたい。
大人しくて、聞き分けのいい子だったんだけど
やっぱり子供は聞き分けが良すぎるとダメなのかな？

小さい時も子供らしくキャッキャと遊ぶ事があんまりなくて
視線を合わせようとしても、プイと横を向くようなタイプだった。
シャイなのね〜　なんて言ってたんだけど
子供は特権のように「思っている事をそのまま言える」
という事ができるのに、彼の場合はほとんど行使しなかったのかな？

妹が一人いて、どうしてもみんなの目が妹に注がれてしまう。
今に至るまで彼の中でいろんな事があったんだろうな。

少しずつ荒れてきているみたいで、触るもの全てに当り散らしているみたい。
お母さんも、その長男君に振り回されていてヘトヘトになっている。

スクールカウンセリングを勧めてみた。
まる子が大変だった時期にスクールカウンセリングの先生に話を聞いてもらって
私もずいぶん救われたから、その時の話を掻い摘んでしてみた。

行くのかどうかは彼女次第だけど、かなり二の足を踏んでいた。
いくら親子だと言っても、親だって素人なんだから
素人に手におえない事はプロフェッショナルにお願いするしかないと思うんだけどな。

そろそろ思春期に入る時期だし、早く行動を起こした方がいいと思う。
ものの考え方には違法行為を除いて、正解・不正解ってないとは思うんだけど
でも親の導き方によって、子供が大きく変わる事は間違いない。

誰もが望む「よりよい方向」に対して、どうも方向性が違っていると思ったときの
対処はすばやい方がいいに決まっている。
でも、方向性を変えると言う事は、今までの自分自身を否定する事になるから
どうしても二の足を踏んでしまうのかもしれない。
気持ちの切り替えって難しいなぁ・・

長男君がお風呂からあがってきたので、その話はもう出来なくなってしまった。
その友達は働いているし、時間も不規則なのでなかなか連絡が取れない。

早くいい環境になれるようにと願うしかない。