桜の季節

2005年2月25日 日常
春を代表する花は、やはり桜の花であろう。
最近TVで桜をよく目にする。
もうそんな季節になっていたのか。

桜は亡くなった父が大好きだった。
実家からものの5分ほどの所にある桜並木には
桜の花が咲く頃、昼夜問わず花見客が押し寄せる。
去年の3月の末に「肝臓癌で余命3ヶ月」と突然告げられた父は
「来年はもう見れないのだから・・」と言いながら
毎日のように桜の花を見に行っていた。

10歩も歩けば一休みしなければいけないほど
衰弱していたにもかかわらず、桜を見に行っていた。

今年も美しく咲くだろう。
何事もなかったように、人の心を癒すのだろう。

間もなく来るその季節を思うと胸が苦しくなる。
時間の流れについていけないと思うと
胸が苦しくなる。

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